青いフィレ肉は食べ難い

aoifireの雑記帳。

アルゴ 感想

 Amazon Prime Videoをなんとなく眺めていて「アルゴ」という映画をふと見つけて、少し前にアカデミー賞受賞とか言われていたのを思い出して見始めた。

 この映画は在イランアメリカ大使館人質事件を題材としている。題材としている、書いたが私が生まれる前の事件なので、概要はWikipediaで調べつつ映画を見た。

 この映画は実話を基にして作成された、とい類の映画は結構ある。この映画はそういった意味で現実世界とつながっている感じが視聴者に伝わり、展開が気になる(気になるといったが、結末もWikipediaで見ているので大体の結果は分かってしまっていた)。

 2時間という映画だと大抵中だるみみたいな部分が出てくるのだけれども、この映画はカナダ大使公邸に匿ってもらわれている人たちのシリアルパートとアルゴという偽映画を作る人たちのユーモアパートが混ざっているため、見ていても中だるみと言われるところがなかった。ほどよいユーモアがあってこそシリアス部分の重厚さが目立つことが分かる。

 また、Wikipediaを見てみると実際の事件と映画では異なる描写があったことも書いてあった。映画内で離陸直前の飛行機を革命防衛隊員たちが車で追いかける、というところがあるが、これはなかったらしい。たしかにそんな状態で飛行機が離陸するとは思えないけど、映画的な演出としては必要だったんだろうなと思った。