青いフィレ肉は食べ難い

aoifireの雑記帳。

ペルソナ5感想

 ペルソナ5のアニメーションが始まりました。ゲームも私はやっていて、実はペルソナ5にて初めてペルソナシリーズというものをやってみたのですが、面白くてハマりました(子供のころ女神転生シリーズをやったことはありましたが、独特の雰囲気が怖くて途中で断念しました)。アニメも始まったし、ペルソナ5にハマったので感想兼ねて書きます。

 ペルソナ5の何が面白いのかなと考えてみると、まずはシンプルにストーリーが面白いことが1つ目。このゲームはやり始めると100時間くらいクリアにかかるのですが、それを感じさせないストーリー作りがされています。ネタバレになるので細かいことは言わないですが、怪盗である主人公捕まってしまったあとの追憶としてストーリーが展開していきます。

 ストーリーはそれぞれ~~編といった形でターゲット(ボス的存在)打倒を目指して進むのですが、最初のターゲットである鴨志田のキャラクター(悪いヤツ加減)が素晴らしくコイツは倒さなくていけないという感情をプレイヤーに自然に湧かせます。~~編を進めていくごとに仲間も増え、追憶形式はどんどんと現在まで進んでいきます。

 このゲームの主人公は高校生、ということで学園生活を送りながら、ターゲットを倒すという日々を過ごします。そして、ゲームのルールとして、ターゲットを倒すまでの日数が決められており、主人公が学園もしくは街で行動するたびにターン(日数)が進むようになっています。主人公は仲間とイベントを過ごしたり(Coop関連)、バイトや勉強などの自身のパラメータ強化をすることで戦闘を有利にしたり、ストーリーに影響を与えたりします。このターン制を有効に活用することでゲームを有利に進めることができます。

 このターン制の中でうまく動くには(製作者がどう思っているかはどうあれ)自分だけでパラメータを鍛えるのではなく、人と出会ったりするイベントを増やすと有利になっていると感じました。もう学生生活をとっくに終えた身としては、自分だけで頑張るより人と出会っているときのほうが成長する機会が多いと感じるので、製作者が意図的に設定しているのでは(?)と思いました。

 さて、ネタバレなのであれですが、追憶としてのストーリーでゲームは終わらず、こういう経緯で捕まったのだ、ということまで追いついたところからがある意味本編です。クライマックスがこのあとやってくるのですが、ミステリー的なトリックが仕組まれていて、なかなかゲームを終えることができないくらい興奮の連続で結局寝るのがだいぶ遅くになりました。

 また、これまたネタバレなので言わないですが、ラスボスが倒されたあとにどうなったのか、という結論はゲームの中では語られることなくゲームは終わります(一応ジュブナイルものとしてのエンディングは迎えますが)。これがどうなったのかを語ったら、余韻もなかったのでいい演出だったと思います。